poetry

思うままに綴る詩。

 

貴方

 

なくてはならないその身体に
爪を立てる私がいる

必要でたまらないその心に
暴言を浴びせる私がいる

とても美しいその顔に
唾液を吐き付ける私がいる

髪を掴み
踏みにじる

首を絞め
肢体を飽くまで犯す

私が望む愛が欲しいと

すべては
貴方が望むから・・・

 

 

針先

 

痛みを生む針先に
貫かれる者の目を

深く深く見つめる奥に
快楽の火が一つ見える

溺れれば良い
業火の海に・・・

思いながら
また一つ 針を刺す

 

 

金魚

 

水槽の中
綺麗な尾鰭を揺らす金魚

私は水面を騒がせて
泳ぐ貴方を捕まえる

息が出来ない貴方は
その身体を痙攣させて
「助けて欲しい」と暴れ回る

その姿は美しく
水に戻す事を躊躇うほどだ

私は貴方を水に戻し
泳ぐ貴方をまた見つめる

ぱらぱらと撒かれる餌に釣られて
貴方は自ら
恐ろしい私の前へ来る

綺麗な尾鰭を揺らしながら
綺麗な尾鰭を揺らしながら・・・

 

 

 

滴る紅 舌の上

私だけの為に垂らす
極上のその蜜

這わす舌に何を感じる?

悦か喜か・・・

蒸気する顔が
答えを出す

これは・・私の為?

 

 

烙印

 

熱した鉄が皮膚を這う
其処に印される永久の証

永遠に裏切る事の無い様に・・・
永遠に離れる事の無い様に・・・

それは

貴方に付属させる
重い重い
大きな枷・・・

 

 

豺狼

 

満月の夜

欲深く
罪深く
この上なく残酷に

貴方の身体を貪る豺狼・・・

その血を啜り
肉を喰らい

まだ尚足りぬと牙を剥く

 

 

囁き

 

その耳を毒する為の
言葉を選んで吐き出す唇

静寂した部屋の隅
目を閉じ言葉を聞く貴方

さぁ確実に陥れる
言葉を囁いてあげましょう・・・

「       」

 

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